りりちゃん問題

頂き女子りりちゃんがニュースに流れるようになった頃、買ってきた苺1パックをほとんど食べてしまう娘のことを「頂き女子ななちゃん」などと言って笑っていました。

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ところが、最近出た彼女りりちゃんの判決はかなり重いもので、私はそんな大罪だと思っていなかったので少し驚きました。

裏金議員や性加害者なんかはお咎めなしか、ものすごく軽い罪にしか問われないのに、女の事件には、とりわけ被害者が男の場合は、社会的な制裁が大きすぎるという声があり、私も心底そう思います。

 

男性による男性のための社会で女として生きるのは、色んな不利益があります。

 

一番はやっぱり性被害に遭いやすいこと。

私は分かりやすい痴漢にはあったことないのですが、それを言うと大抵珍しいとか運が良かったねとか言われます。

公共の乗り物で女性の安全が担保されていない、日本ってそんな社会。

痴漢にあったことがないと言っても実際、私は満員電車やバスでは警戒心大で乗るので、男性のそばを避ける、近づいてくる人には分かりやすく嫌悪感を示すなど事前に回避してきた故のことです。

変な人はたくさんいます。

 

鉄道会社だって、痴漢は出禁にするとか、車内の様子をモニターに流しておくことだってできるはず。

でもやらない。なぜなら問題を軽視しているから。女性が我慢、自衛すればいいと思っているから。

 

加害者への罪があまりに軽く、大した問題じゃないかのように扱われることが多すぎますよね。

 

 

他にも、女性特有、男性特有の問題に対する薬に関してだって、後者だけはすぐ保険適応になったり。

出産時の無麻酔が未だに当たり前だったり、女性の社会進出と唱っておきながら男性の家庭進出は一向に進まなかったり。

挙げたら大小本当にたくさんのことがあります。

 

最近はそんなことをひしひし感じるので、今朝は情報番組を見ていて、数年で交代の若い女性アナウンサーに、コロコロ変わる若いお天気お姉さん、隣にずっとポジション変わらないおじさん、という構図が気持ち悪く思えてしまって。

というかおじさんと若い女性っていう組み合わせが多すぎませんかね。

気づけば何でもかんでもそう。

 

ドラマ「不適切にも程がある」を見たら、昭和よりは当然良くなっていますが(あの時代があり得なさすぎる)、それでも私は小さな子の母親になってから、女が被る不利益に色々と敏感になっているこの頃です。

 

男性に迎合する形ではなく、女性が女性らしく無理をせず生きられる社会になればいいなと思います。

そのためにはまず、政界の半数が女性になること。

それも女性の面を被った中身ほぼ男性みたいな方ではなく、ちゃんと女性としての主張が出来る方が必要。

まずはそこが変わらないと、社会も我々の日常も変わらないですよね。

 

「今回内閣は女性◯人!とかそういう報道は意味がない、適切な人ならば男でも女でも良い!」という意見もありますが、まずは頭数だけでも揃えることは大事だと思います。

そうじゃないと後に続く人も出てこないし、結局男ばかりで何も変わらないですから。

すぐには変わらなくても、だんだんと女性の存在感を示してより良い社会になってほしい。

 

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こんなことを書くと、私がものすごくフェミニストのようですが、普段は何の主張もせず淡々と過ごしています。

ただ最近思うことが多すぎて…りりちゃんの件があり書いてみました。

 

ではでは!